なぜ農ログを始めたの？

実は農ログメンバーである原、山中は、大手農作業機メーカーで同僚として働いていました。
農作業機メーカーでは、企画・開発の仕事を行っており、日本中を飛び回りながら、新商品の開発の為に農家さんから話を聞かせてもらう日々でした。

たくさんの農家さんと関わりながら１つの商品を作り上げていく、楽しく、やりがいのある仕事でした。

農家さんの所を訪問し、話を聞かせてもらった後、いつも農家さんは缶コーヒーやお菓子、農産物を下さいました。
新商品の話を聞きに行っただけなのに、「まぁ上がってメシでも食っていけ」と言われ、家で食事をごちそうになった事もあります。

農家さんの優しさに何度も感動し、嬉しくなった事を覚えています。
それと同時に、真剣に農業に取り組んでいる農家さんの「こだわり」「経験・知識」にも驚かされました。

親切で、自分の農産物にこだわりと誇りを持っている農家さん。
自分たちがお世話になってきた、「普通の農家さん」の力になりたい。

そんな思いが自分たちの中に、強くありました。

そのような機械開発の仕事の中で、数多くの農家さんと話をし、感じたことがあります。

「農家さんにとって、本当に必要なのは売上であり、ちゃんと儲かる販路なのではないか？」

もちろん農作業には機械が必要であり、農業用機械が農家さんを支えている事は間違いありません。

しかし、「今の農家さんに本当に必要なものは、一生懸命作った農産物を高値で売れる販路なのではないか？」そう強く感じました。

「現在の仕事のままでも、農家さんを農業用機械という面でサポートできるじゃないか。あえて起業なんてリスクの高いことをする必要があるのか？」
会社を退職するか、悩みに悩みました。

しかし、「農家さんには高値で売れる販路と、それをサポートする体制が必要」、という私達の考えは変わりませんでした。
また、何より笑顔でご飯をごちそうしてくれた農家さんの事を思うと、自分たちの考えには、人生をかける価値がある、そう確信しました。

「やるしかない！」そう腹をくくった私達は、退職し、自分たち2人で起業することを決意しました。

退職の際は本当に多くの仲間に見送っていただけました。泣いてくださった方もいました。
今でも心の支えであり、言い尽くせないほどお世話になった職場でした。

そして、2016年3月、農家さんの販路開拓をサポートする会社を起業しました。
アグリパートナー合同会社ガッツポーズをする農ログメンバー

そして、念願の、農家さんのネット販売販路開拓のサポートを行うサービス、「農ログ」を立ちあげました。

私達はホームページ制作会社でもなく、デザイン会社でもありません。
農家さんの販路開拓をトータルでサポートするパートナーです。

私たちはホームページ作成だけでなく、ネット販売に必要なお礼状やアンケートはがき、農園のパンフレットまで作成します。
ここまで農家さんのネット販売をトータルでサポートしているサービスは日本で農ログだけだと思っています。

なぜそんなにトータルサポートにこだわるのか？

それは農ログの志(こころざし)
真面目に農産物を作っている、普通の農家さんの販路拡大をサポートし、
農家さんと共に歩んでいく。
があるからです。

農ログは、単にネットショップを作るだけでなく、農家さんの販路拡大をあらゆる面からサポートし、農家さんと喜びを分かち合いながら、共に歩んでいく関係を作っていきたいと思います。

農ログの志（こころざし）