みなさんこんにちは。
先週、九州の農家さんを訪問しに、出張に行ってきました。
その帰りがけ、熊本県にある「吉次園」さんを見学したので、レポートします。
吉次園さんはネットショップもやっている観光農園で、前から気になっていた農園です。
吉次園さんは、熊本の市街地から車で20分ほどのところにある、大きな観光農園です。
いちご、みかん、りんご、ぶどう、柿、梨と、ほぼ一年を通してフルーツ狩りを楽しめます。
人気もすごく、メディアで紹介されたり、なんと海外からも観光客が訪れるほど!
(農ログが視察に行ったときも、たまたまテレビ局が取材に来ていました。)
まさに農業で大成功されています。
今回はちょうど果物の切り替わりの時期だったので、残念ながらフルーツ狩りは体験できませんでしたが、直売所(カフェ)はしっかり見学してきたので紹介します。
まず、道路沿いにあるカンバン。
明るく楽しい感じにデザインされていて、思わず立ち寄りたくなります。
建物は、直売所とカフェが並んでいます。
オープンは2015年とまだ新しく、外見もおしゃれです。
店内もとてもきれいでした。
そしてメニュー表です。
農園で採れた果物を使ったジュースやソフトクリームはとてもおいしそう。
値段もそんなに高くなく、また来店(リピート)したくなります。
当日は寒かったので、アイスクリームではなく、みかんジュースを注文。
皮まですりおろして入れたというこだわりの一品は、とてもおいしかったです!
カフェの店員さんも、温かく対応してくれました。
「どうして吉次園さんはこんなに人気なのですか?」と聞いたところ、
「一度来たお客様が、フェイスブックやツイッター、インスタグラムで投稿してくれるから」という答えが返ってきました。
おかげで広告等は一切しなくても、どんどんお客様が来てくれるとのこと。
やはり広告ではなく、いかにインターネット、SNSをうまく使うか。
これがポイントなんですね!
今回の見学はとても参考になりました。
――終わりに――
吉次園さんは現在、法人化していますが、始めは普通の農家さんでした。
これまでの歩みを簡単に紹介しておきます。
- 1969年、みかん栽培を始める
- 1989年、観光農園を開業
- 2007年、ネットショップをオープン
- 2015年、直売所&カフェをオープン
今は2017年ですが、ここにくるまで、けっこう長い年月がたっていますね。
毎年いい品質の果物を栽培し続け、時代にあった経営をしてきたからこそ、今の吉次園さんがあるのだと思います。
その努力の成果として、「吉次園」は一つのブランドになったと言えるのではないでしょうか?
つまり、吉次園の名前が広く知られ、その商品を見たとき、「これは吉次園がつくったものだから、おいしいに違いない。安心して購入できる。」と思えるという事です。
ブランド = 信頼 です。
その結果として、海外からも観光客が訪れるほどになったのでしょう。
私たち農ログも、農家さんのネットショップを作る仕事を通して、農産物のブランド化に貢献したいと考えています。
今はインターネットやパソコン、スマホが普及している時代。
これらのIT技術をうまく使えば、より短期間でブランドを築くことも可能なはずです!
農家さんといっしょに協力し、お互いアイディアを出し合いながら、ブランド化のお手伝いが出来たらいいなと思っています。