お客様に野菜・果物を送るとき、パンフレットも一緒に入れていますか?
パンフレットと言っても色々ありますが、今回は商品情報のパンフレットを紹介します。
商品情報を書いたパンフレットを、野菜・果物と一緒にお客様に送ると、多くのメリットがあります。
- おいしい食べ方を紹介する事で、あなたの野菜をおいしく味わってもらえる
- 保存方法を伝える事で、すぐに腐るといったマイナスイメージを防ぐことが出来る
- 同じものを食べても、品種や特徴などの情報があるだけで、よりいっそうおいしく感じられる
このようにパンフレットを同梱すれば、お客様の満足度がぐっと上がります。
実際、農作物に限らず、成功しているネットショップは、必ず同梱パンフレットに力を入れています。
パンフレットがリピート購入に効果的である事を知っているからです。
この記事では、どんなパンフレットを作ればいいのか紹介するので、ぜひ最後までお読みください。
1.パンフレットとは
ここで説明しているパンフレットとは、商品に関する様々な情報を、お客様に伝えるためのチラシのようなものです。
野菜・果物の品種や特徴、おいしい食べ方などの情報ですね。
このような情報は、スーパーで野菜を買っても分かりません。
野菜・果物だけでなく、お客様が喜ぶ情報も一緒に提供する事で、あなたのネットショップへの満足度がアップします。
それに、届いたダンボールを開けた瞬間、箱の中に期待していた以上のものが入っていれば、嬉しいですよね。
リピート購入もされ易くなります。
2.パンフレットの作り方
ここからは、どんなパンフレットを作ればいいのか説明していきます。
パンフレットの大きさはA4の紙一枚くらいで十分です。
ワードなどのソフトを使って作成し、自宅のプリンターで印刷すれば、自分で作ることも可能です。
実際に作ったパンフレットはこんな感じです↓
だいたいイメージできたでしょうか。
パンフレットに載せる内容は、次のような内容がおすすめです。
- 品種や特徴・農家さんのこだわりポイント
- 保存方法
- 消費期限
- おいしい食べ方(レシピなど)
- 商品に問題があった時の連絡先
どれもお客様にとって役に立つ、知りたい情報です。
これらの情報が商品といっしょに届けば、お客様の満足度はぐっと上がります。
では1~5の内容について、それぞれ順番に説明していきます。
1.品種や特徴・農家さんのこだわりポイント
野菜・果物の品種や特徴、産地、旬、栄養価・・・など、商品についての情報を載せましょう。
農家さんのこだわりや、おいしさの理由等を載せるのも良いです。
お客様はもともとその野菜・果物が好きだったり、興味があって購入しています。
ですから、その野菜・果物についての詳しい知識を教えてあげれば、喜んでもらえます。
また、おいしさの理由などを知っていれば、実際に食べた時いっそうおいしく感じてもらえます。
それに、その野菜の専門家として、あなたの事を信頼してもらえるようになります。
2.保存方法
野菜・果物の正しい保存方法は、農家さんにとっては常識かもしれませんが、一般の人で正しい保存方法を知っている人はあまりいません。
間違った保存方法をして、せっかくの高品質の野菜・果物が傷んでしまうのはもったいないです。
農家さんが一生懸命作った野菜・果物です。
ちゃんとした保存状態のいいものを食べて、それで評価してもらいたいですよね。
なにより、野菜・果物をきちんと保存し、おいしい状態で食べた方が、お客様も嬉しいです。
しっかり説明しておきましょう。
野菜・果物を冷蔵庫で保存する場合は注意が必要です。
果物によっては、冷蔵庫内の他の果物の傷みに影響する場合もあります。あなたの商品だけでなく、他の食品にも気を配った保存方法を教てあげれば親切です。
3.消費期限
消費期限についても、だいたいの目安を書いておきましょう。
それと期間だけでなく、「商品がこういう状態になったら食べられないですよ」という説明も書いておけば、分かりやすくて良いです。
特に、段ボールに何十個も入っていて、毎日少しずつ食べるような農産物の場合は、知っておきたい情報です。
あなたの野菜・果物を購入してくれた大切なお客様です。
商品がお客様の手に渡った後も、安全と衛生には、しっかり配慮しましょう。
4.おいしい食べ方(レシピなど)
どうすればおいしく食べられるのかを紹介します。
特徴的な農産物などは、良い調理方法が分からない事もあります。
お客様は野菜や果物を、食べる為に購入しているので、おいしい調理方法を伝える事はとても重要です。
よく「魚のおいしい食べ方は漁師が一番知っている」と言いますが、同じように、農家さんならではのおいしい食べ方を紹介すると、すごく喜んでもらえます。
また、調理方法だけでなく、食べる時のシチュエーションを提案しても良いですね。
ピクニックで青空の下で食べるとか、誕生日パーティーでみんなで食べるとか、楽しい想い出といっしょに記憶に残れば、もう一度食べたいと思ってもらえるでしょう。
果物の場合も、しっかり書くようにしましょう。フルーツでも皮のついたまま食べるわけではありません。簡単な皮の剥き方や、カットの仕方など、伝えられる内容はたくさんあります。
5.商品に問題があった時の連絡先
パンフレットの最後の方でいいので、『商品に問題があった時は連絡してください』と書いておきましょう。
商品を送る時どんなに注意していても、配送の途中で傷が付いたり、誤発送してしまうといったトラブルはいつか起きます。
問題があった時に連絡してくれるお客様はいいのですが、そのまま連絡せず、「もうこの店からは二度と買わない」となるのが一番よくありません。
悪い評判が立つかもしれないし、一度起きた問題は他にも起こる可能性があります。
問題から逃げずに、確実に対処しておきましょう。
電話番号を載せるときは、必ず電話に出られる時間も書いておきましょう。電話が繋がらないと、かえってマイナスイメージになってしまうこともあります。
補足
パンフレットには、「この商品を買ってよかったな」と納得できるような内容も含まれていると良いです。
何故かというと、人は何かを購入した時、自分の選択は正しかったという確信が欲しいからです。誰だって買い物で失敗したくはありませんよね。
パンフレットをうまく使って、お客様の不安を取り除き、「買ってよかった!」という満足感に変えましょう。
3.農園名を目立つように載せよう
ここまでパンフレットに載せる内容について説明してきましたが、パンフレットの広告としての役割についても、少し紹介しておきます。
パンフレットには農園名(ネットショップ名)を目立つように載せておきましょう。
あなたのネットショップで初めて商品を購入したお客様は、2,3日後にはもうあなたのショップの名前を忘れています。
というのも、人の記憶は忘れるようにできているからです。(エビングハウスの忘却曲線 が有名で、この研究では、1週間後には77%の記憶を忘れている!)
商品のブランド化は、お店の名前を覚えてもらうところがスタートです。
リピート購入してもらうにも、まず農園名(ネットショップ名)を覚えてもらわないと始まりません。
また、知り合いに口コミしてもらう時にも農園名が必要です。
パンフレットで、しっかりと農園名をアピールし、覚えてもらいましょう。
4.まとめ
パンフレットに載せる内容と、それを伝えるメリットを簡単にまとめます。
内容 | メリット |
---|---|
品種や特徴 こだわりポイント |
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保存方法 |
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消費期限 |
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おいしい食べ方 |
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問題発生時の連絡先 |
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商品情報を書いたパンフレットを同梱することの大切さが、改めて分かると思います。
個人の農家さんでも、頑張れば、良いパンフレットが作れると感じたのではないでしょうか。
素敵なパンフレットを作って、お客様に最大限に喜んでもらいましょう。