先日、三豊市役所さん、地元の若手農家さんと一緒に、高知県四万十町まで「株式会社四万十ドラマ」さんの研修を受けに行ってきました。
一泊二日、みっちりと四万十ドラマさんの農業の6次産業化、商品開発のノウハウを勉強させてもらいました。
四万十ドラマさんについては、「農業を活かした地域活性化!株式会社四万十ドラマさんの講演会に参加」で紹介しています。講演会でお会いした縁で、今回四万十ドラマ代表の畦地さん直々に研修を行っていただきました。
研修1日目
香川県から高速道路を走って約3時間、四万十ドラマさんの本社がある、「道の駅四万十とおわ」に到着です。
「道の駅四万十とおわ」は、株式会社四万十ドラマさんが運営している道の駅で、地方創生の成功モデルとして全国から注目されている道の駅です。
講演会やインターネットでその情報は知っていたものの、実際に見てみるとやはりすごく活気があります!
こんな田舎の道の駅(すみません。。)にこんなに人が集まるのか!と思える光景でした。
販売している商品も、しまんと地栗のモンブランなど、地元の農産物を使った魅力的な商品が中心で、まさに農業を活かした地域活性化の成功例と言える現場でした。
1日目は現地視察研修という事で、道の駅四万十とおわをはじめ、四万十町の地域活性化・農業6次産業化の取り組み現場を見学させていただきました。
しまんとの特産品「ぶしゅかん」を使った商品開発
昼食は四万十屋さんのうなぎ!おいしかったです。
有名な四万十川の沈下橋
現場を見ながら色々な話を聞かせてもらい、非常に勉強になりました。
特に印象に残ったのが、「観光資源は、地元の方にとっては身近すぎてその良さに気付きにくい」という話です。
今でこそ有名な四万十の沈下橋ですが、昔は地元の方たちからの評判が悪く、架け替えが検討されていたそうです。
しかしそこで架け替えを行わずにそのまま残したことで、現在立派な観光資源となっています。
これは私達農ログも全く同じことを感じており、農家さんが当たり前と思っていることの中に、とても良いアピールポイントがあるというのを今までも見てきました。
地域活性化や商品開発では、当たり前と思えることの中にヒントがある、というのを強く感じます。
懇親会
夜は四万十ドラマの方たちと一緒に懇親会です。
高知といえば鰹ですね!
いつも懇親会は楽しすぎて写真を撮り忘れるのですが、今回は何とか写真を撮れました。
とても楽しく、有意義な懇親会でした。
研修2日目
2日目は座学で、四万十ドラマさんの農業6次産業化、商品開発ノウハウをみっちり勉強させてもらいました。
実際に多くの商品を開発・成功させている畦地代表の話は非常に勉強になるものでした。
詳細を書くことはできませんが、印象に残った話を一つだけ紹介させていただきます。
農産物の商品開発の時に大切なのは、その農産物の特徴を最大限いかして、特化した商品を作るべき。何かに特化した「とんがった商品」であることが売れる為には必要であるとのことです。
とりあえずあるもので作った商品ではなく、何か他には負けないコンセプト、アピールポイントが大切ということですね。
農ログが農家さんの商品開発をお手伝いする際にも、とても参考になる話でした。
研修を終えて
今回は、農産物商品開発のプロフェッショナルである、四万十ドラマさんに、農業の6次産業化、商品開発についてみっちりと教えてもらい、非常に勉強になる研修でした。
様々な話が聞けましたが、特に、四万十ドラマ畦地社長の
「実際に会って、話をして、信用できる人としかビジネスをしない。顔の分かる、信用できる人と一緒にとことんやりたい。」
という言葉が心に残りました。
私達農ログも、農家さんのネットショップを作る際に、どんなに遠くても会って、直接話をしてからネットショップを作るようにしています。
いくらインターネットが発達しても、このような人と人との部分は変わらないのだという思いが、より強くなりました。
今回勉強できた商品開発のノウハウを、これから農家さんをサポートする際に活かしていきたいと思います。
謝辞
研修の対応をして下さった、畦地代表をはじめ四万十ドラマの皆様、楽しく有意義な研修をありがとうございました。
ご一緒させていただいた、三豊市役所、三豊市農家、四万十新聞インストラクターの方々、研修の間、色々とお世話になりました。ありがとうございました。